DQIII

基本事項


ROMバージョンについて


 DQ3にはいくつかのバージョンがあることが知られてるが、今回の攻略では後期ROMの使用をオススメする。後期ROMのほうが若干だが冒険の書が消えにくいと感じるほか、2プレイコントローラーのAボタンを押している間モンスターが出現しなくなるという裏技が使える。ROMが比較的新しいものかどうか見分ける方法としては、カセットの表面がザラザラか、ツルツルかどうかである程度の判断がつくようだ(ザラザラが比較的新しい、即ち後期のもの)。
備考

 他のファミコンカセットとも比べてみるとわかるが、ファミコン初期のカセットは表面がツルツルしており、後期のカセットはザラザラしている。DQ3は表面が変化する少し前の時期に発売されたため、バージョンの違いをこれで判断できるが、ザラザラならば必ず遭遇率ゼロ技が使えるという保障はないようだ。

冒険者の心得


 冒険を円滑にすすめるために。

キメラの翼

 お金に余裕があれば、常にキメラの翼を1つ持っている状態でいたい。キメラの翼はフィールド上にいればいつでも街に戻ることが出来るので、ピンチの時に大変便利なアイテム。これを持っていたおかげで全滅を免れるという場面が今後の冒険中に何度も出てくるだろう。これは仲間がルーラ(キメラの翼と同じ効果の呪文)を覚えた後でも有効だ。

MPを温存せよ

 洞窟や塔内ではMPを回復できることはまれであり、また、リレミトを覚えるまでは脱出にも時間がかかるため、常に残りMPに注意を払うようにしよう。仲間のMPがつきる前に街に戻って回復するのが望ましい。ダンジョンの奥深くまで探検したいので、相手が強敵でなければなるべく呪文は控え、MPの温存に努めよう。

できるだけ戦闘は逃げずに

 すべての戦闘を逃げずに戦うよう努力しよう。また洞窟や塔の探検も一度きりで終わらせようと思わないこと。MPが底をつきそうになったら引き返して出直すべきだ。何度も行き来することで、経験値やお金がどんどんたまり、より冒険が楽になる。こうすることによって、次の目的地に着いたときにレベル上げをする必要がなくなるよう、本作品はバランスの取れた仕上がりになっている。後期ROMであることをいいことに、探検中に遭遇率ゼロ技を使うなんてことは間違ってもしないように。後々、単調なレベル上げが必要になり、苦労するぞ。

場合によっては…

 ただし、間違って見知らぬ地域でとんでもない強さの相手に遭遇してしまった場合や、パーティーによってはモンスターとの相性の良し悪しで倒すメリットよりもリスクが大きい場合など、逃げるという選択が有効な場合もある。何が何でもがむしゃらに戦う必要はなく、そのあたりはプレイヤーの見極めが肝心。

目的達成後は…

 目的のアイテム等を入手したら、他の宝箱の探索は後回しにして次の目的地へ進むのもいい。後々の冒険でモンスターに太刀打ちできなくなった時や、仲間が転職してレベル1になった時など、レベルを上げたい時に経験値稼ぎを兼ねて探索に戻るというやり方もある。

 逆に、現在進めている冒険に登場するモンスターに太刀打ちできない場合、目的が達成できていなくても次の冒険に進んでしまうという選択も頭に入れておこう。次の冒険では、基本的には一段階強いモンスターが出現するものの、パーティーとの相性によっては、そちらのモンスター達のほうが戦い易い場合もあるからだ。

こまめに記録

 停電などの予期せぬ事故によりゲームが中断してしまった場合、最後に記録した以降の冒険は無効となってしまう。そんな時に被害を最小限に抑えられるよう、こまめに冒険の書に記録するようにしたい。

冒険の書をコピー

 カセットに大きな衝撃を加えると、冒険の書が消えてしまう可能性がある。そんな場合に備えて、できれば冒険の書はコピーしておこう。コピーはゲームスタート時の冒険の書選択画面で行う。進行中の冒険の書と、コピー用に使っている冒険の書の番号がごちゃまぜにならないよう注意すること。

 実はカセットを本体に挿した状態でテレビの前に放置しておけば、冒険の書はまず消えることはない。お片づけをしないことにより、カセットに衝撃を与える機会が格段に減るからである。もちろん倫理的な、あるいは教育的な問題はあるが…。

カンタン裏技集


防御コマンドとは?

 戦闘中のコマンド入力で、一度防御コマンドを選択すると、その後にキャンセルして違うコマンドを入力しても、そのターン中は防御状態が維持され、防御しつつ他の行動がとれるという技。つまり、前列の3人までは常に防御しつつ行動を取ることができる。今回はこの技の使用を奨励したい。そのほうが偏ったパーティー編成にしても難易度があまり上がらず、ゲームバランスが丁度よいからである。また、封印したところで、「やっぱり防御はやめて薬草を使おう」といった事態が少なからず生じるため、完全に封印するのは骨が折れそうだ。防御コマンドで互角に戦える相手に先制攻撃されると大ピンチとなるが、多少の緊張感もゲームの醍醐味、じっくり味わおう。

 先頭の仲間は、呪文が使えるとコマンド数(最大4つ)の関係で防御が選択できなくなる。このため、先頭は呪文の使えない仲間にしたほうがよい。

呪文を習得しない職業:戦士、武闘家、商人、遊び人

防御コマンドを利用しない場合

 防御コマンドを利用する場合と比べてモンスターの火力か増すわけであるから、プレイヤーはより賢い選択をする必要がある。例えば冒険序盤でピオリムを、中盤ではスクルトを使う機会が増えるだろう。偏ったパーティー編成における行動制限は防御コマンドを利用する場合でも味わえるので、一般的なレベルで楽しもうと思うならばバランスの取れたパーティー編成で挑みたい。

 不思議なことに、一部の冒険では防御コマンドを利用せずに進めたほうが楽な部分がある。これは、互角に戦えるモンスターよりも一段階強いモンスターが出現した場合に、何とか対抗できるかどうかの差が原因である。

その他の知っておきたい裏技

 防御コマンド、遭遇率ゼロ技以外にも、役に立つ簡単な裏技がいくつかあるので紹介しておく。活用しよう。
変化の杖の再入手方法

 船乗りの骨入手後でも、バシルーラを覚えていれば簡単に再入手することができる。

1.変化の杖(または船乗りの骨)を預かり所に預ける
2.冒険の書に記録する
3.変化の杖(または船乗りの骨)を預かり所から引きとる
4.変化の杖(または船乗りの骨)を持っている仲間をバシルーラで飛ばす
5.その後、変化の杖を入手した宝箱(見かけは空っぽ)を調べると入手できる

注意:3.以降、変化の杖を入手するまでは冒険の書に記録しないこと。

マホカンタ中の敵にマホトラ

 マホカンタ中のモンスターに対してマホトラを唱えると、こちらのMPがいったん減少した後増加する。場合によっては増加量のほうが減少量よりも多いので、これを利用してMPを回復することができる。MP回復量は直前のダメージ数に依存しているらしく、上手くダメージ与えた直後にマホトラすれば、MP全回復も難しくない。 ネクロゴンド以降のダンジョンでは、積極的に利用したい。

呪われた武器

 呪われた装備品は、呪いを解くと消滅してしまう。しかしながら武器のみは、戦闘中でも「どうぐ」コマンドで装備を変更できるため、呪われた武器を消滅させずに装備を変えることができる。このほか、転職の際に装備品がすべてはがされることを利用して、呪われた装備を消滅させずにはずす方法もある。

回復呪文攻撃

 最終決戦では、闇の衣を剥ぎ取った後の大魔王に対し、回復呪文でダメージを与えることができる。大魔王にはデイン系以外の攻撃呪文は効かないので、僧侶や賢者はベホマで攻撃したい。薬草にもダメージ効果がある。

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