「とてつもなく恐ろしいもの」に関する不具合
パルプンテで「とてつもなく恐ろしいもの」を呼び出す際に、以下の不具合が確認されている。不具合は２種あり、いずれも発生条件は乱数生成の状況と関係があることが分かっている。なお、あるタイミングでスタートボタン・セレクトボタンを同時押しすると成功するという都市伝説があるが、どうやらこの不具合とは関係ないようである。
不具合１
「恐ろしいもの」効果の後、ルプガナでのイベント戦闘終了後と同様の処理がなされる。このため、次の位置：
ｘ座標＝04、
ｙ座標＝戦闘開始時のｙ座標
にワープし、ルプガナの女性のセリフが流れる。
すべてのキャラクターが透明になるが、街の人と会話をすることはできる。一部の人に話しかけるとフリーズする（ルプガナの老人など）。もう一度戦闘を行えばこの状態は解除される。
不具合が発生した時点でルプガナのグレムリン倒しのフラグが成立するため、船の入手状況が変化する。ルプガナで船に乗らない限りルーラしても船が出現しないので注意。
ワープ時にｘ座標＝04となるため、フィールドでの戦闘の場合、大概は海に移動し、ルーラなどを使用しないと身動きが取れなくなる。ルプガナ付近とｙ座標を同じ位置にしておけば、かろうじて陸地にワープできる。右の赤い部分がｘ座標＝04を満たす場所。
不具合１の発生例
不具合２
「とてつもなく恐ろしいもの」効果が発生するものの、実は逃げておらず、透明になったモンスターとの戦闘が続く…というパターン。
不具合２の発生例
情報提供者：Anikiさん
シドー戦で不具合２を発生させると、戦闘終了後に塔のBGMのまま、いきなりスタッフロールが始まる。スタッフロールが一通り終了すると、グラフィック（特に文字）はバグっているものの動けるようになる。どうやらハーゴン神殿最上階にいるようで、もう一度シドーと戦うこともできる。
参考
王女がパルプンテを唱えた時点に生成されている乱数２バイトの値（以下乱数値）が関係しているようだ。ちなみに乱数値が F5 AF （以下数値はすべて Hex）に固定された状況がエンカウント率０復活の呪文の状況のこと。
例えば、パルプンテを唱えた時点（呪文エフェクト時）の乱数値が CD DE あるいは 9A BC などの場合、「恐ろしいもの」効果で敵が逃げ出した後に不具合１が発生する
（不具合２の場合は 26 A2 など）。したがって、王女のMP表示が変化した直後に乱数値を CD DE に設定すれば、擬似的に不具合を発生させることができる。MP表示が変化するまで CD DE に強制固定し、変化した時点で固定を解除する方法でもいい（ただし固定し続けると不具合は発生しない）。
これを利用すれば、すべての戦闘で強制的に不具合を発生させることができる。ダンジョン内の戦闘で不具合１を発生させた場合、女性のセリフ後の移動で、通過する位置によっては自動的に会話が発生する（その後フリーズ）。また、ダンジョンを出ずに次の戦闘に突入すると、戦闘終了後にフリーズしてしまうことがある。
一部のイベント戦闘で不具合を発生させた場合もフリーズするようだ（ハーゴン戦やシドー戦）。
備考
NNNesterJのアドレス表。
この値（乱数値）を一時的に CD DE にするなどして、擬似的に不具合を発生させる。
この値を 15 に固定すれば、王女のターンはつねにパルプンテ「恐ろしいもの」効果になる。
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